神木坂レニといふ男~えすり第9幕を読んだ感想~

無限に広がる大宇宙、どうもひじりんです。

stay homeしている今だからこそ比較的ゆっくりオタ活に励むことが出来ております。そう、仕事は相変わらずあるからね。いつPCが幽霊に取り憑かれたことにしてお焚き上げしてやろうかなってそんなことばかり考えております。

 

で、いきなり本題に入るんだけどえすり第9幕読んだ!?

 

読んだ人だけここから先進みなさいよ! あのね、「読まないからネタバレだけでも読みに来た」って人はここから先特殊な呪いで読めなくなる魔法かけました!! 特殊な呪いの内容は、っておバカそんな親切に教えないわよ! 震えて眠れ!

 

嘘よ。普通に読んで来て。頼むから。真面目に勿体ないから!! このブログから得られるエモさは特にない!!! 今からここに書かれるのはエモさにあてられた女の戯言のみ!

読んで来てからおいでませ!!

何とレベラゲのための稽古にはスキップ機能すらついてます! 

 

無表情でダイヤとか仕出し弁当とかでスキップしまくればすぐ読める上に、1スキップにつき1回スクワットとかすれば終わる頃にはムキムキ間違いなしだ。

な?分かっただろ?私の喋りのてきとうさ加減が……!

 

で、9幕について語ります。

いーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーもーーーーーーーーーーーーーーー

エモさの固まり。

しかもただの固まりじゃない。濃い。もはや油脂。エモさの油脂。

ちょっとした映画ですよ。気持ち的には時系列バラバラで見て最後にナンバーワンに帰ってくるってところが、もうお前らスターウォーズか!!

Izumi..... I am your father........(ガスマスクを取る)

 

人間関係を改めて紐解いていく話とは分かっていたけど、もはや鞄の中で絡まりまくったイヤホンコードかってくらい絡みに絡み合った因縁が、時代を遡って現代で……!!ってもう壮大過ぎるの。話が。

もう2話でレニがポートレイトよろしく、昔話を始めた瞬間エモ過ぎて呼吸浅くなった。溺れる……! レニの蓄積された想いに、溺れる……!!

 

っていうか、レニの本名が名前が「麗仁(レイジ)」だってことが分かるんですよ!!

お前ずっと「ふざけるな」「価値観が合わない」「悪魔のような男だ」って言ったやつがつけたあだ名を、源氏名のごとくずっとずっと使い続けてたわけ!? 立花パパのこと知らない人にもその名前を名乗ってたの!? おいおい!!! おいおいおいおい!!! 勘弁してくれよ!! ブロマンスが過ぎるぜブラザー!!

 

私ずっっっと、レニちゃんはGOD座でよく頑張ってるなーと思ってたんですよ。9幕始まる前から。そりゃマンパニに対してやったあれこれは覚えてるけど、今のマンパニって武闘的な意味でもメンタル的な意味でも諜報活動的な意味でも強いじゃない???

なんなら王族もいるしな。下手すればうっかり国家反逆罪とかになるんじゃないかと……

 

そんなマンパニに対して、レニは特別敵視をし続けてあれやこれやと仕掛けてきていてことごとく返り討ちにあって、返り討ちにあっている間にマンパニは更にメンツが濃くなって強くなり続けてて。

ちょっと戦力差がありすぎるからGOD座も武闘派揃えよ!レニ!落ちつこ!って思ってたの。

何があなたをそんなに駆り立てるの!? 憎しみ!?

一体立花さんがあなたにどんだけのことをしたの!? 連帯保証人にでもなった!? って思ってたけど、9幕読んでもう納得しました。

 

まさかレニが劇団を知ったきっかけだけじゃなくて、

レニがのめり込むきっかけを与え、圧倒的才能でレニを魅了し続けていたなんて。憎悪という簡単な理由だったら話はこんなにこんがらがってなかったわ!!!!

悪魔というのは憎悪という意味や、誘惑という意味だけなく「魅了」「美しさ」の意味で使っていたなんて。

そんなレニがいづみちゃんを見た時どう思ったのか考えただけでワイは胸が潰れそうになったよ!!! 深海だ……俺は深海にいる……!! とてつもない深海だここは!

「才能とは残酷だ」って言葉、多分三角パパだけじゃなくて、いづみにも、そして今まで自分にも、何度も何度も何度も思い続けたんだろうな。

誰も自分を立花さんほど魅了してくれないから、ずっと探し続けてた。

 

ずっと自分のやり方の正しさを証明しないといけないと躍起になっていた。そりゃそうだ、彼が自分が間違っていたことを認めたら、自分がやっていたことだけじゃなくて、自分の中に存在し続ける強烈な記憶すらも否定しなきゃいけなくなる。

それほど立花パパという存在がレニにとって大きい!!!

きっつ!!!! うまく呼吸ができねええわあああ!!!!!!!! 

エモさという真綿で首を絞められている!!!!!!!!!!!!!

 

才能があまりにも残酷なものだと知っていたから太一に対して、紬に対して、あんな態度を取っていたんだろうなあ……! 圧倒的華! ファビュラス! 才能!!それが全てをなぎ倒すくらいの力を持つことを知っていたから!!

一方いづみはエッグベネディトやローストビーフにカレーソースをかけようとしていた!! いやうまそうやんけ!! 私は食べたいよ監督!!!

 

そんなレニに自分が否定したものが束になって向かってくるという構図の美しさよ!

自分が否定した紬、太一、自分から離れたレニ、そしてマンパニ。

しかも主役を紬として自分から所望。ハァ~~~~……!!

O(オー)M(マイ)G(ゴッド座)

レニは自分が否定したものに真っ向から立ち向かわれただけじゃなく、ぶちこわされた。バッドエンドに見せかけた圧倒的ハッピーエンド! 救い!!

 

マンパニ側は最高の成長を見せつけてくれたし、綴のラブレターのくだりも最高だったし、推しの万里が「俺を残して先に行け!」って言った時はもう格好良さに痺れて痙攣したし、

櫻井、じゃねえ柊が急にタイトルコールしてきた上に唐突にレニとの関係を元カノばりに匂わせてきて、もう気になるところと好きなところは死ぬほどあったんだけど、今回のMVPはやっぱりGOD座だと思います。マストビーファビュラス!!

 

特に晴翔!!!

ストップ高突き抜けるくらい株が上がったわ!!

一部でイヤミ小姑みたいな子だったのが、3部で実は関西弁のツンデレ世話焼きお姉ちゃん(実は田舎の庶民生まれ)属性だったことが判明するという衝撃。

これラブコメヒロインだったら人気爆上がりしてるでしょ。確実に嫁に欲しいでしょ。

もーアンタは!!って言いながら頑張る姿にもう尊さグラフウナギ登り!!!!見てくださいこのグラフ!!直角ですよ!!

 

身内から見たらあんなにしっかりもののお姉ちゃんだったなんて。そりゃついてくわ!! 

私もついていくわ!! 

誇り高きGOD座としてのプライドを突き詰めている姿にワイは……ワイは……!! 

晴翔お姉ちゃん!!!!!!!!!!!

 

そんなGOD座が演じた才能のある者とない者のストーリーは三角と円をモチーフとしていただけでなく、皮肉にも志太と晴翔にも刺さる内容な上に、レニからすると自分の胸にもズドンですよ。

自分が知らない間に作り上げてきたGOD座が成長しまくってることに気付いたし、自分がやってたこと全てが間違いだったわけじゃないことが分かるのよね!! なんだこの救いは……!!

 

レニといふ男について考えてたら歌集出してしまうレベルで語りが止まらんわ~~も~~君死にたまふことなかれ~~!

そして戻ってこい立花!! 責任を取れ!!

レニをこんなにして!! 早く戻ってらっしゃい!!

 

そしていいところで9幕終わる!!!

読み終わった時「えっここで終わるの!?」っていう超気になるところで終わりました。また新しいエモさの幕開けの香りがします。

出だしがサイッコーだったのでこれからも期待してます。

 

は~~~もう自分があんまり何を言っているのかいまいち分からないんですけど、

私の自律神経を狂わせたレニという男をこれからも注視していきたいと思います。

次の配信も楽しみです。

マストビーファビュラス!!(片腕を上げる)