RRRとかいうとんでもねえ映画を見ました(初見感想)
ボンソワ~~!! ひじりんだよ!!
ブログを書くのは久しぶりだよ! 大概仕事の愚痴を最初に書き込んでからいつもブログの本題に入るんだけど、
もうね、そんなの書いたらキリがないから!!
来年新卒になるみんな~~!!
内定取れたみんなおめでとう~~!!
社会人になるまで震えて眠れ。
嘘です。
先輩達に沢山頼ってミスしまくって迷惑かけまくろうな。それまで遊び倒すんだよ。
さて、何故私が原稿をやらなきゃいけない期間にブログを書いているかというとね、
RRRとかいうとんでもねえ映画を見たからです。
先週、私のフレンドの江戸さんとかいうクレイジーピーポから唐突に「で、いつRRR見る?」って当たり前のように言われて、逃げられねえ気配を感じた私は腹を括り、「明日見る」と回答したわけですよ。
フッ軽~~!!
即座にチケットを取られて、仕事帰りに一緒に見に行くことが確定。
チケットを取った後に「上映時間3時間だから、終電気を付けて」と言われる。
3時間!!?!?????
私は、私はインド人が3時間踊り狂っているのを見続けるのか……?(偏見)と思っていたのですが、念のためTwitterで「RRRを明日見に行くので注意点を教えてください」と呼びかける。
そして全員からおしっこを我慢するためのノウハウを教えてもらう。
全員おしっこ我慢のエキスパート。
おしっこ以外の情報をもらおうとしても「何の情報もなしに見てほしい」と言われる。
何だこの流れキンプリで見たことあるんですけども……。
ただ一個だけ「知らないおじさんが出てきたら、それは監督」と教えてもらってやけにその記憶だけが強烈に残る。
そして当日。Lサイズの塩味ポップコーンを購入し(マジでけえLサイズ)映画館に突撃。めっちゃロングランなのにいまだ満員御礼の映画館。
とうとう始まる映画。
そして………
そして………
えーっと結論から言うとRRRは神映画です。皆見るべき。
すっっっごかった。すっげえすっげえかった。
40分に一回のペースでアニメの最終回みたいなシーンが来る。
こんな、こんな……「3時間くらいインド人が踊り狂うんですか?」とか思っていた私は、森で産まれ無知だったとしか言いようがない。
オタクの好きな展開全部乗せ!
オタクの願望カツカレーみたいな映画でした。
まず最初に登場するのがラーマ。
いきなり『一騎当千』を映画として表現するとこう!!!!こうっっ!!!みたいなシーンが始まる。
ラーマ VS 群衆数千人。
ラーマが追うのは赤いターバンの男ただ一人。
いやあんた一人だけ赤いターバン被るのやめな。グーグルの目的地のピンかて。そら見つかるよ。
とか野暮なことを思う私の前でラーマがいかにつえーーーのか見せられる。やべー!つえー!
そして二人目の主人公ビーム。いきなり虎ちゃんを相手にムキムキボディ一つで戦うビーム君に、「アイアンマンとビームどっちが強いんやろ」みたいなことが気になってしまう。
OKOK、最強の二人が出会うってことね。五条悟と夏油傑的なね。
さてこの二人が出会うシーンなのですが、マジでドラマティックで心がハイパーノヴァくらい高鳴りました。
は、はじまる……!
何かが始まる! 感がすごい。
しかしお前達のアイコンタクトは何?
高度すぎる。
アイコンタクトを送られたビームが「OK、俺が曲芸みたいに子供をキャッチした後に、君に子供を手渡して旗をもらい、身体をその旗で包み込んで炎から身を守ればいいのね!」まで分かってるの凄すぎるだろ。
目と目が合うその瞬間色んなことに気付き過ぎ。
そしてその通り曲芸師もびっくりな子供救出シーン。マジかっけえし絵が美しい。
そうはならんやろ!!!
なっとるやろがい!!!!
そしてお互いの素性を知らずにハチャメチャに仲良くなるラーマとビーム。
ひえー!! 数奇な運命!!
殺し合わないといけない因縁と、誰も入る隙がないくらい仲良しの二人が好きなオタク両方に対し、一回で2粒美味しいダイレクトアタック! 胃と腸両方に効くお薬みたい!!
そして仲良しの二人が躍るナートゥ。
何あのシーンめっちゃ熱いんですけど。
ナートゥの踊りについて、切り抜きが以前回ってきて「ふーん」みたいな目で見てたんですけど、こんな熱いシーンとは聞いてない。
「フン、卑しい奴らめ!
ダンスのことなんて何にもしらないくせに!
ほーらタンゴよ! スウィングよ!!
お前らこんな動きできないだるるるぉおおお?(巻き舌」で煽ってくる悪役令嬢ジェイクに、ラーマがビームと共に仕掛けるナートゥ!!
――――ナートゥをご存知か?
か、かっこいいいいいいいいいいいい!!!
ギエピー!!!!!
そして同じ土俵にちゃんと乗ってきてくれる悪役令嬢ジェイクがかわいい。
普通にスタミナ切れで負けるのもかわいい。
これちゃんと、やり取りを見てからのナートゥじゃないとダメ。
ナートゥの切り抜きだけ見て分かった気になってる奴らは、もうね、ダメ。
ダメ。(その語彙、消えるよ)
そしてあんなに仲の良かった二人が戦わないといけなくなるシーン。
絆があるからこそ苦しいシーンだというのに、水VS火!みたいな構図が格好良すぎてRRRのトレーディングカード欲しすぎ……とヨダレが出る私。
ハリウッドがアクションシーンで車バンバカ爆発させたりしてる中、
ラーマとビームは身体のみで勝負。
力こそパウワァ――――!!!!
関係ないけど凄い切なげに
「俺は何の罪も犯してない!」と虎に食われてる奴らがいる前で言うビームはちょっと面白かった。せ、せやね……?
あ、あなたの……放った虎はめっちゃ人食べてるけど……大丈夫そ……?
でもビームがこんなにも澄んでる瞳してるからなぁ、無罪ですわなぁ☺️
そしてなんやかんや最終回みたいなシーンがここから4回くらい入り(4回!?)
ついに二人が共闘するシーンへ。
一応人間アピールとして足がまだ動かない感じを出しているラーマを、なんと肩車したまま兵達を沈めていくビーム。
殴る蹴る銃を奪う撃つ銃を取り換える!
目まぐるしいファイティングシーン!!
第五人格のウィル3兄弟より怖い!!
灯台の上で監視している人を肩車のままひっくり返り、ラーマをぶつけてアタックしたシーンは凄すぎてもう笑っちゃった。
それは足が動かない奴に対する動きではない。
ラーマとビーム、二人とも刺されたり毒蛇に噛まれたり棘だらけの鞭で打たれたりするくせに、小休止挟むとHP全回復するの凄い。
ポーション何個持ってる? それともインドの薬草が凄すぎるのかい……??
しかしそんなのことは些事。
漫画のアクションシーンで一番盛り上がるところを生身で何度も見せられているため「格好いいのでOKです!」と無理やり納得させるパワーが、RRRにはある。
「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!!」「でも格好いいのでOKです!」という言葉が何度も心の中を駆け巡った。
他にも、「何でジェニーが内通者としてマップの情報を教えてくれる時だけビーム英語分かるようになったの」「バイク一個投げ入れただけで屋敷全爆発するのは屋敷の構造がヤバすぎる」みたいなツッコミどころがギャンギャン入るものの、本当に全てのシーンが「こんなのが好きやろオタクーーーーーーーー!!」ってただただ殴りつけてくるので、「せやーーーーーー!!」としか返せなくなる。もう逆に説明とか野暮じゃない?
考えるな、感じろ。
これ私がキンプリで学んだ教え。
とにかく、めっちゃ楽しかった。
3時間終わる頃にはどう感想言えばいいのか分からなくて両手を挙げて「たまげた……」しか言えなくなった。
そして最後のクレジットが流れるシーンで皆が踊ってる時に知らないおじさんが出てきたので、
『あああ!! これが例の知らないおじさんだあ!!! 監督!!!』
ってなって楽しかったです。
いやもう、
もう一回どころか何回でも行きたいですね。
あとナートゥ踊れるようになりたい。
帰り道に江戸さんから「あの最後の踊ってるシーンで出て来たおじさん誰か分かる?」と笑顔で聞かれて、あらかじめ勉強をしていた私は「監督」とだけ即答できたのがおもしろかった。
とにかく、こんな感じでした。伝わりましたかね?