彼氏がA3夏組をプレイした話
ボンソワ、ひじりんです。
突然だけど初対面の人に「●●の人だ」って言われることない?
みんなだって1度はあると思うの、例えば学生時代に「生徒会の人」とか
「スポーツがうまい人」とか「高嶺の花の人」とかね、色々
知り合いではないけど、あなた噂の誰々だよね知ってるよ、というね。
形はどうあれ、いろんな人に知ってもらえるってとても光栄だと思うの。
私も自慢じゃないけど、よく言われます。
「テンションが泥酔の人」「携帯見てよくニヤニヤしてる人」
「飲み会の時シラタキと会話してた人」とかね!!!!
形はどうあれ、いろんな人に知ってもらえるってとても光栄だと思うの!!! チクショウめが!
多分私シラタキと会話なんかしてないよ。誰も拾ってくれなかっただけだよ。悲しいね。
さておき。
面識のない方から「八乙女楽のメス」という風に覚えられている彼氏に、
私は先日あの手この手でプレゼンを仕掛け、アイナナと同じくらいハマっている
A3をやらせることに成功しました。ハレルヤ!!
結果茅ヶ崎至のエロさにやられて至さんのエロさを妙に饒舌につらつらと語れる男になったわけで、私のプレゼンも必要なしに夏組にサクサク進んでおりました。
知らない間に進まれていた私はびっくら昆布(死語)で彼氏に電話し、
今のところの印象を聞いた。
私「どうですかね? 夏組の最初の印象は」
彼氏「いたるんが出てこなくて凹む」
私「そこじゃねぇ!!!」
いつの間にか至さんのことを「いたるん」と呼んでいた彼氏をスルーする。
一瞬お前はミヨシカズナリか!! と言いたかったけど
普通に彼氏は気に入ったオトコをあだ名で呼ぶ傾向にある。
野生の三好である。
私「ちなみに今どのシーンなの?」
彼氏「オーディションやったで~でも全員合格~ってとこまで」
私「なるほど。天馬くんの印象は?」
純粋に疑問なのが俺様キャラの評判である。(私の夏組の推しという点もあるけど)
男性視点から見ると天馬の評判がどうなるのかとても気になった。
彼氏はふむ、と一息ついてこう言った。
彼氏「なんか一生懸命強がってて、おもしれー奴……って感じ」
私「夢小説の跡部景吾か?」
おもしれー女だな、お前。アーン?ってか
相変わらずどの目線でゲームをしているのかいまいち分からない男である
なんなら彼氏が俺様目線なのは一体なぜだろう。
彼氏「あとはね、幸ちゃん」
私「あぁはい」
幸ちゃんは、彼氏がゲームを始めた一つの要因でもある。
めっちゃ好みの美少女だったらしい。だが男だ。
彼氏「思ったより声が男だったからびっくりしたわ」
私「マ?」
これは感想として結構意外だった。
私にとって幸ちゃんの声は本当に中性的だなーと感じていて
ナイスキャストと思っていたのだけど、男性から見ると普通に男性的に思うのかもしれない。おいおいまともなレポしてるぞ! まるでA3のレビューのようじゃないか!!!
しかし彼氏は七尾太一のようなショックを受けたのか、やっぱり男か……とちょっと凹んでいた。お前……乙女ゲームの可愛い女の子は男の子だって分かってたはずだろ……?
私「カズナリミヨシは?」
彼氏「あーパリピ? E●ITですかね?」
私「同じパリピだけど違うよ!!」
彼氏「ナイトプールに入るんだろどうせ。現実にいたら仲良くなってない」
私「パリピが全員ナイトプールに入ってるわけじゃないと思うよ!!」
知らないけど!!
悲しいことにこのカップルは陰キャ×陰キャなので真相は分からない!
もしかするとパリピにナイトプールは義務教育なのかもしれない!!
だけどっ……カズナリはそこらのただのパリピじゃないのだ……!!
私「だから読み進めろ」
彼氏「でも優しくていいやつなのはわかるよ」
私「そこまで分かってるならいいだろう。椋は?」
彼氏「椋ね……怖くない?」
私「怖くないよ!!!」
彼氏「いつの間にか好きになられてたりしない? ヤンデレ化しない?
七瀬陸のように」
私「陸はヤンデレじゃねえ!!!」
アイナナ三部を読んで、どうも七瀬陸にうっすら恐怖を感じてビビっている彼氏である。洞察力は鋭いとも言えるけど、椋には何も関係ない。
早くアイナナ四部読めよなこいつ
彼氏「語彙が豊富すぎてヤンデレ化した時のこと考えたら怖い」
私「どんなイメージだよ!! 大体もうヤンデレは春組にいるでしょ!」
各一組ヤンデレ一人ずつ装備のゲームだとでも思っているのか。
じゃあ秋組は左京さんか。やかましいわ。
――さておき。オーディション時点では三角がまだ登場していないはずなので
私「でもまだもう一人には会ってないのね。とりあえず読み進めような」
彼氏「考えておきましょう」
その言葉を最後にして私は電話を切った。
考えておきましょうとか言いながら絶対やるんですよこの人。
野生のツンデレですからね。
しかしそこから私は怒濤の仕事の忙しさに身を飲まれ
いつものように「早くやれ」「今日はどこまでいった」とうるさい監視官のごとく彼氏を見張れない日々が続いた。
そして早々に限界を迎えた。私が。
限界を迎えた私は彼氏に仕事が終わってから会いにいった。このやりとりはイベントのごとく定期である。別に何をするでもなく私が奇声を上げてぐずり、彼氏がムツゴロウのごとく「よーしよーしゃよしゃしょしゃ」とやる茶番である。わりと元気が出るのである。
私が彼氏を改札口の向こうに見つけて駆け寄る。
彼氏も私を見つけて明るい笑顔でこういった。
彼氏「おつピコ~~~~~~~~~~~☆彡」
私「夏組進めたな?」
何度も言うように彼氏は陰の者である。
間違っても自発的おつピコをする人間ではない。
しかし彼はにっこにこの笑顔で「これやるために今日来た」とのたまった。バカヤロウ。
いつもなら彼氏にここから私が「仕事しね」と言ってあしらわれる場面なのだが、夏組を進めたのなら話は別である。もうもっぱら話は夏組になる。
私「今どこのシーンなの」
彼氏「やる劇決まったあたりだよ」
私「さてはミヨシカズナリを好きになりましたね?」
彼氏「かずくん好きだよ。元々好きだったけど」
私「かずくん……!? 仲良くなれないタイプって言ってたじゃん!!」
彼氏「俺からはとても声かけれないけど、声かけられたら好きになっちゃうよね」
私「出た」
彼氏は別にキラキラしたイケメンが嫌いではない。むしろ好きである。
単純に自分から声をかけれないだけなのである。
私「なら推しはカズナリですか?」
彼氏「幸ちゃんですが?」
私「あっそ、そうなの!?!?」
彼氏「幸ちゃんめっちゃかわいいじゃん……天馬とのやりとりが可愛すぎる……なんだよ……何かすげぇ和む……トムとジェリーか」
私「トムジェリすごい好きだもんね……仲良し喧嘩が好きなんでしょ」
彼氏「うん好き。なんか夏組みんなかわいい。夏組すげぇ好き」
分かる。とりあえず頷いておいた。
一旦ここでは夏組の話はそれくらいにしておいて、私は仕事の愚痴を続けた。
それ以降またしばらく仕事する、帰る、寝る、の生活が続き、彼氏とゆっくり話せない時期が続いたが、ちょくちょく「天馬と幸ちゃんのやりとりタマンネエ」というラインが届いたので普通に驚いた。そんなにケンカップルが好きか!
お前普段そんなLINEしないだろ!!
※基本的に彼氏のLINEはアイナナ千さんを彷彿とさせる「そうね」的冷めテンションである
そしてまたお電話をかけれたある日。
私「今夏組どこまで進めたの?」
彼氏「秋組にいる」
私「ぅおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
またこのパターンや!!!
前もやったこのパターンや!!!こいつすぐ追い抜いてくる!!
理屈じゃない……!!
私「どうだったですか、夏組は」
彼氏「もう全体的にすごく……可愛かった」
私「椋への印象は変わった?」
彼氏「椋ちゃんね。幸ちゃん慰めるシーンあったでしょ。本当いい子」
手の平クルックルワイパーである。
ヤンデレとかなんとか言っているのを完全に忘れている。
やっぱり俺は最初から分かってたよ椋の良さと言わんばかりの態度の変貌。
あのスチルは美しかったとしみじみ言う彼氏である。
私「天馬は?」
彼氏「みんな友達だと思ってる……って言ったシーンできゅんて来たわ。天馬いい子かわいい」
私「カズナリは?」
彼氏「本音が言えないっていうシーンあったよね。本当いい子。かずくんいい子」
私「三角は?」
彼氏「うーん……バックボーンが謎すぎる……サンカクくん……」
私「ミスミね、ミスミ」
三角のことは最後までよく分からなかったらしい彼氏であった。
どうせスカイ海賊団やらせたら手の平返すことは知っているので一旦置いておく。
私「幸ちゃんは?」
彼氏「シェヘラザードとってもエッチ」
私「推しのことになると語彙なくなるオタクか」
幸ちゃんのSSRが来ていないことを悔しそうに嘆く彼氏。
私は持っているけど、彼氏は私が何回回しても出てこない茅ヶ崎至の恒常SSRを持っているから同情しないよ!! 畜生!!
話が一段落したかなと思った時、彼氏は「ていうかね!」と声を荒げた。未成年の主張のごとく言いたいことがあるらしい。
彼氏「ていうかね、夏組みんな育ちがいいだろ?」
私「唐突かよ」
彼氏「みんないいところで育ってるだろ。分かるぞ俺は」
私「確かに、天馬はセレブだし」
彼氏「幸ちゃんもいいものに小さい頃から触れてるからいいものが分かると思うんだよ。いいとこ育ちのにおいがする」
私「カズナリは美大だし、親御さんの理解もあるみたいだし」
彼氏「三角も育ちがよさそうだから、どうせ親とかおじいちゃんとかが大物なんだろ!? わかってんだぞ」
なんでこいつこんなに洞察力鋭いんや?
おばちゃんたまに怖くなるで!
彼氏「金持ちの集いか夏組!!!」
私「そっ……そんなことないよ! 椋は! ほら、椋は!? 普通のおうちっぽいよ!!」
彼氏「俺は騙されねぇ。上流家庭だ。金持ちの区に住んでる」
私「港区か?」
彼氏「世田谷区」
夏組、世田谷区育ち説。
ものすごい言いがかりだけど、確かに椋は世田谷区に住んでそうかもしれない。ちょっとだけ納得してしまった。
彼氏「こんなメンバーの中で真面目にバイトしてる綴、えらいな」
私「そんなしみじみするのやめて。笑うから。笑うから」
急に綴に思いを馳せる彼氏。
他のメンバーでも真面目にバイトしてる子多いけどね!
幸ちゃんも自分で稼げるだろうしね!
そんな感じで、夏組をとても楽しめて軽く夏組箱推し
そして幸ちゃん推しとなった彼氏ですが、
秋組ではとうとう左京さんとがっつり出会うことになるので
とても楽しみです。
ガチ恋するとただのメスになる彼氏なので期待大です。
それでは皆様ご機嫌よう。
秋組が終わったらまたブログ書くぞ~~~
おつピコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!☆彡☆彡