クレセントライズを見た彼氏がうるさい話
アイナナやばくない?
開口一番失礼いたしました。
いやにしてもアイナナの勢いがすごい。
最近のアイナナの勢いは凄すぎる。
りばれファンの私もトリガーファンの彼氏も脳髄を揺らされまくり。
※なお、トリガーファンの彼氏はズールにも浸食されつつありますがこのお話はまた四部感想で。
4グループ全てのMVをあんなに本気で作ってきて、正気の沙汰とは思えない。
いろんな方角の性癖を撃ちまくり。特にクレセントライズなんて、
「何? まだ撃たれてない性癖のやつがいる……? ヤれ(顎クイッ」みたいな
「TRIGGER(制作会社)によるTRIGEER(アイナナ)の女にしてやるぜ・THE MOVIE」みたいなそんな強烈さを感じた。クセがすごい。
映画見たのかと思った。
そんな映画を見て八乙女過激派の彼氏が無事であるとは思ってなかった。
そんなわけで、早速電話して聞いてみた。
「ねえクレセントライズ、どうだった?」
「どうもこうも……どこから……ああもう温度感が同じ奴と話したい!」
彼が絞り出すかのように嘆く。
私に布教されてアイナナにハマった彼氏のはずなのだが
いつの間にか温度感が違うと文句言われるこの感じ絶対おかしいとオモウワ~
しかし私は彼の心地良い悲鳴が聞きたかった。ジョーカーみたいな台詞を言ってしまった。
私「温度感同じだよ! ほら話してごらん!」
彼氏「全然違う! お前は足りない! トリガーへの愛が足りない!!」
私「そんなことないよ!! 私だってトリガー大好きさ!!」
彼氏「じゃあお前聞くけどMV何回見たんだよ!?」
やばい! 彼氏が古き良きマウントオタクみたいなこと言い始めた!
警笛! 警笛!
大分キテいる。何なら電話した当初からBGMとして多分流しっぱなしにしているクレセントライズに気付いていなかったわけではない。怖い。
私「3回くらい」
とても正直な数字を言う私。
すると彼はハァ―――!!!!とオーバーリアクションクソでかため息をついてやけにドラマティックな口調で私を諭す。
彼氏「全然足りねぇよ……登ってこいよ、俺と同じ高みまで」
私「なんだこいつ」
地獄のミサワの一枚絵にしてやろうかと思った。
ちなみに何回見たら高みに登れるの?と一応確認したところ、「そんな数を覚えている時点でまだ高みに登れてない」というDIO様じみた回答を頂いた。
私「で、感想は?」
彼氏「何の?」
私「ほら、舞台が~とか時代背景が~とか」
彼氏「舞台は大正ロマンぽい感じ。大正時代なのであればあの銃の構造は少し進みすぎてておかしいんじゃないかと思うところはあるけど、きっと大正~昭和の間くらいなのかな?」
私「ほう」
彼氏「銀座っつーのが分かってるよね…(うっとり)」
私「はい」
私「アーハンナルホドネ」
いきなりのディープな時代語りから入る彼氏にちょっと脳死してみる私。(頭の悪いオタク)
彼氏「聞いてんのか」
私「がっくんはどうだった?」
彼氏「どうとは」
私「だから、カッコイー、とかエロい―、とかそういう」
彼氏「それは前提だろォ!?!?!?」
魂のシャウトである。ここまでは前提として語らなければいけなかったらしい。
大変申し訳ない八乙女楽ファンの皆様……(個人の見解です)
私「普通に最初見た時の感想を聞かせておくれよ」
彼氏「――――あれは……雪の降る日だった………」
私「おいおい何か始まったぞ」
彼氏「MVでも雪は降ってたけど、あの日現実でも雪が降っていた……」
私「ああ、関東でも雪降ってたよね」
彼氏「――――運命だと思ったね」
LOVE IS BLIND
その言葉が脳裏にチッカチカ点滅する私。
彼氏「八乙女楽の色気が凄すぎて、ああぁあぁぁ………」
私「エロかったねがっくん! がっくんファンじゃない私の友達もみんなエロいって言って」
彼氏「どこがエロかった?」
私「WHAT?」
彼氏「どこを見てエロいと思ったんだ?」
私「……拷問ぽいシーンのがっくんは普通にエッチだなと」
彼氏「そこがエロいのは当たり前だろ!!!!!」
もう理不尽。もはや情緒不安定ながっくん過激派。
浅い!もっとエロい理由を含めて教えてくれ! そこがエロいのは当たり前なんだよ、まだ前菜のサービスなんだよ! と彼氏は喚く。
※個人の意見です。個人の意見です。
私「じゃあ君はどこがエロいと感じたのかな」
彼氏「そりゃもう……最後二人に抱えられて月を見上げるがっくーでしょ……あれを見て……さいっこうにエロいって、思ったよ………!! あのシーンに詰め込まれた想いを想像するともう……俺も月を見上げに出ようかと思ったもん。月が見えなかったから諦めたけど」
ちょっと吹いた。
がっくーのことを想いながら外に出て月を見上げる彼氏を想像して吹いた。
全然やりかねない。
↑ここまで彼氏の個人の見解です。
↓ここからも彼氏の個人の見解です。
彼氏「最後に銃声が2回聞こえた理由、分かる?」
私「(深く考えずに萌えてしまうオタク)襲撃にあったんだと思った」
彼氏「バッキャローイ!! 敵のことを全てなぎ倒した後だろ!」
私「実は生きてた、みたいな」
彼氏「前後の台詞関係なくなってまうやろがい!!」
私「わかんないので教えてくれ」
彼氏「なんでだと思う?」
私「わかんないです」
彼氏「あなたはなんでだと思う?」
私「もう教えてくれ!」
彼氏「分からないのはみんな一緒よ。分かろうとしないのは怠慢よひじ子さん。悩みなさい、そして考えるのよ。どうしてだとあなたは思ったの?」
私「ウゼェ上司みたいなこと言うのやめろや」
何で何で系上司か。ミス報告した時に「どうして?」繰り返すタイプか。
私のツッコミを受けてケラケラと笑ったのち、ふぅ……としんどいモードに入りつつ語る彼氏。
彼氏「なんて言ってたか覚えてる? がっくーが」
私「終わりの始まりじゃない、始まりの終わりだ、みたいなこと言ってた」
彼氏「龍アニキと天ちゃんは?」
私「ついていくよ、みたいな。お前達には俺がいないとダメだもんね、みたいな」
彼氏「そう。そしてがっくーは瀕死寸前だった。かつ復讐を終えたのであろうがっくーは、目的を果たし、あの後息を引き取ったと考えられる」
私「ほう……」
彼氏「つまり、息を引き取ったがっくーについていくということは?」
私「!! 自決を……!?」
彼氏「そう、どこだろうと、あの世だろうとついていくよ……ってね」
私「SINDO~~~~~~~~~~!!!!!」
彼氏「そう!! 最初は仲悪かった描写のあった3人が、最後には心中するような仲になってしまうわけだよ!!! TOUTOI!!!」
私「何それSINDOI~~~~~~~~!!!!!」
※個人の見解です。個人の見解です。
しかし普通に理にかなったというか、そういう話を聞いて感心してしまった。そういえば切ない話を姉鷺パイセンが三日月狼の登場人物について語っていた時に言っていたような……。
彼氏「覚悟の決まった男達!! 最高にエロい!!」
私「ファーーーーすげぇそういう意味だったんだ……普通に勉強になった、まともな考察だった」
彼氏「あとがっくーの触ってた犬超カワイイよな」
私「温度差で風邪ひく」
彼氏「犬を撫でる時のがっくーの顔があまりにも愛しげで俺は気付いてしまった」
私「何に」
彼氏「あの犬は多分、俺(紡)」
私「何言ってんだお前は」
彼氏「あれは犬になった俺なんだ。俺には分かる。がっくーの唯一の光なんだ俺は」
さっきまでまともな考察語っていた奴の語りとはとうてい思えない。しかし次の瞬間犬になりたい、とTLで見かけた八乙女ファンと同じ言葉を紡いでいた彼を誰が責められよう。いいPVだったのだ。
そんな彼は颯爽と週末にトリガー(とズール)のCDを買いにいった。写真もらいました。ありがとうございます。
アイナナパイセンこれからも応援してます。
とりあえず2月の大和さんのyoutuberデビュー楽しみにしてるので、よろしくお願いします。